WEST FIELD GUITAR CRAFT について
新進気鋭のビルダー、西野俊祐さんが手がけるブランド「WEST FIELD GUITAR CRAFT(以下W.F.G.C)」。
クラシックギター工房に勤務しつつ、自身のブランドでもウクレレ、ギター、ベースの製作に取り組んでいらっしゃる注目の若手製作家さんです。すべての工程を一人で行い、1本1本丁寧に製作していらっしゃいます。
W.F.G.C 西野俊祐氏のこだわり
「抱えやすさ」へのこだわり
サイズ感
ボディを正面から見たとき横幅が狭いことがわかります。ボディの厚みとのバランスも相まってストレスなく抱え込んで演奏することができます。
軽さ
ソプラノからテナーまで全体的に軽く製作しています。これは音を追い求めた結果的な面もありますが、ウクレレは基本的に抱えて演奏するため演奏性には重要な要素になります。
「弾きやすさ」へのこだわり
低めに設定された弦高
12フレット上で2.5mm以下に仕上げられており、押弦がとてもしやすいです。弦高を下げすぎると音にハリがなくなったり、音量が落ちたりするのですが、W.F.G.Cのウクレレはその弦高に合わせた楽器の造りになっているため、テンション感もしっかり確保されています。
ラディアス(R)指板
ウクレレの指板は基本フラットなのですが、W.F.G.Cのウクレレは指板表面がわずかにカーブして(Rがついて)います。押弦しやすい(とくにセーハが押さえやすくなる)利点があります。
バリの出にくいフレット端の処理
フレットのタン(Tang)部分をカットして埋める加工を施すことで、指板が乾燥してもフレットのバリが出にくく弾きやすい状態を長く保てます。
「デザイン」のこだわり
ロゼッタやヘッドの形状を見ると一見豪華な印象を受けるかもしれませんが、飾りは最小限におさえてシンプルに、その代わり「全体的な色味」に対してこだわりを持って製作しています。
今回入荷した個体はブラック〜ブラウンを基調に木材を使用することでアンティーク風の印象を与え、ロゼッタを民族的なデザインにすることで全体的に統一感のあるデザインに仕上げられています。
SOP-M-JEWEL ソプラノウクレレ
今回入荷したのはホンジュラスマホガニーをボディに使用したソプラノウクレレです。
一般的なソプラノのスケール(約348mm)なので、ウクレレらしいコロコロとした素朴で可愛らしい音色が特徴です。指板とブリッジに目がしっかり詰まって黒々とした良質なエボニーを使っているからか、音の輪郭がはっきりしており、しっかりとハリとコシのある音が出ますので、ソプラノですがソロウクレレにも向いています。強めのストロークでも音が潰れてしまわないので、ソロウクレレだけでなく弾き語りなどにもオールマイティに使える楽器という印象です。
クラシックギターのノウハウを活かして製作されている西野氏ならではの高い技術により、正確なイントネーション、低めの弦高、チューニングのしやすさ、抱えやすさなど演奏性に関わる部分もばっちりで、弾いていてストレスがありません。指板にRがついているのでセーハもしやすいですね。
ソロウクレレでも使いやすいように14Fジョイント仕様になっているので、ハイポジションも弾きやすいです。テナーやコンサートで弾くソロウクレレもいいですが、ソプラノで弾くソロウクレレもまた格別です。
348mmスケールで14Fジョイントになるとブリッジの位置がかなりボディの中央に寄ります。そのおかげで、長袖を着たまま弾いても袖が弦に干渉しにくく快適に弾くことができました。実際に弾かないとイメージ湧かないかもしれませんが、これすごく便利です。
サウンドホール周りにはマザーオブパールやアバロンでかわいらしい装飾が施されていて、全体にブラウンの濃淡で統一されたデザインのアクセントとなっています。シンプルだけど細かなところに非常にこだわって製作されているのが伝わってきます。ハンドクラフトならでは木の温もり、手仕事の温もりが感じられるとても上質で美しいウクレレです。
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実は下取・買取もできます!
当店は長野県公安委員会から古物商の営業許可を受けておりますので、ウクレレの買取や中古楽器の販売をすることができます。買取査定は基本的にオンラインでさせていただき、宅配買取(こちらから箱を送りますので、必要書類と楽器を入れて送り返していただく)か、事務所(長野県松本市)の近くにお住まいだったり、売却したい本数が多い場合には出張買取もご相談ください。