知ってしまったらもう他のウクレレには戻れない!熱狂的なファンの多いことで有名なSumi工房から、大変珍しいGibson Type3レプリカが入荷しました!
Sumi工房について
長野県上田市にてギター、ウクレレ、マンドリンを製作しているSumi工房。鷲見英一さんの作る楽器は国内外のプロミュージシャンやマニアにも愛好者が多く、日本を代表するルシアー(楽器職人)の一人です。
Sumiウクレレの特徴
弾きやすさ
Sumiウクレレはネックが握りやすく、弦も軽い力で押さえられ、快適に弾くことができます。これに慣れてしまうと他のウクレレが弾きにくく感じてしまうほどです。具体的にはフレットの高さと太さです。フレットはある程度高さがあった方が軽い力で押弦できると言われています。高さは0.9mmくらいでとても押さえやすいです。背が高いのに細すぎるフレットは指が引っかかる感じがするのですが、Sumiのウクレレはちょうどいい幅だと感じます。
音の良さ
良い材料を使っていて、しっかりとした作りなので、弾きこんであげると1年ぐらいかけてどんどん音が良くなっていくのもSumiウクレレの魅力のひとつです。設計の良さもありますが、トップ落ちを防ぐために多くのメーカーが採用しているサウンドホールとブリッジの間の縦方向(あるいはハの字)のブレイシングを入れない(独自の3Plyブレイシングによってトップ落ちを防いでいます)、塗装は艶消しのラッカー仕上げで極力薄くするなど見た目よりも音を優先している結果だと思います。
手仕事による風格
音を優先した結果として、よーく目を凝らすと木地傷やピンホール修正後などが見られます。目止めなどの下地処理や、塗装を厚くして研磨することで見た目をより美しくすることもできるのですが、音を優先してなるべく余計なものを板に塗らないように、極薄くラッカーを吹くだけにしているため、目痩せして木地傷などが目立ってしまうのです。むしろキッチリカッチリ作られたものには無い風格のようなものがありそこが私は好きなのですが、見た目の細かいところが気なる方にはおすすめしません。
お求めやすい価格設定
ウクレレ全体の中では高い方かもしれませんが、国内の他メーカーと比べると、楽器のクオリティに対して驚くほどお求めやすい価格設定になっています。音も見た目も追求すれば当然価格も高くなってしまいますので、演奏に支障のない細かい部分、見た目の粗(あら)などに関してはお含みおきいただけますと幸いです。この弾き心地、この音、この風格で、この価格というのは本当に良心的すぎる価格設定だと個人的に思います。
Sumi UK-GT3M ソプラノウクレレ
今では多くのミュージシャンが愛用するアコースティックギター、エレキギターのトップブランドとして君臨しているGibsonですが、かつてはウクレレを生産していました。こちらのレプリカはGibsonが1920年代に製産していた「Style Uke-3」という当時の最上級モデルだったソプラノウクレレがモデルになっています。
ボディには良質なホンジュラスマホガニーを使用。ネックには軽量なセドロを使用することでヘッド側が重くなりすぎずバランスよく構えられます。指板&ブリッジはエボニーです。ヘッドシェイプや装飾のデザイン以外はSUMIの定番モデルである3Mレプリカと同じですので、音色や弾き心地は(個体差はありますが)ほぼ同じです(3Mレプリカと比べて製作本数が圧倒的に少ないのでとてもレアです)
マホガニーらしい優しくふくよかな鳴り、豊かな音量、厚みのある低音、粒だちの良い発音、コロコロと素朴で温かみのある音色。Sumiウクレレはネックが握りやすく、フレットの太さ高さのバランスが良いのでとても弾きやすいです。手仕事の風合いが強く出たヴィンテージライクなビジュアルながら、音程の正確さ、弾きやすさ、チューニングのしやすさなどはしっかりと現代的にアップデートされています。
ジャカジャカ弾いて良し、しっとりとソロスタイルも良しの万能なソプラノウクレレです。私もSUMIの3Mと5Kを所有していますが、弾きこんであげると(特に最初の1年くらい)ますます音色が良くなっていくのもSUMIウクレレの魅力のひとつです。
装飾はカラーウッドのサウンドホールリング(ロゼッタ)、トップとバックのボディ・パーフリングは白黒セル、指板とボディのバインディングはメイプルです。一般的なアイボロイドやセルのバインディングではなくウッドバインディングを巻いてあるのは、長年使用しても変色したり割れたり劣化しないためです。
ペグはUPTのシルバー、ホワイトボタン。エボニーの指板にはパールのダイヤモンドインレイ。ヘッドにはパールのSumiロゴとダイヤモンドのインレイ。最近のヘッドロゴはデカールに変更になっていますので、こちらのウクレレのようにパール(白蝶貝)でインレイされたSumiロゴはとても貴重です!
Sumi工房は弾きやすさ、音の良さは間違いなく素晴らしいですし、細部にハンドクラフトの楽器らしい暖かみが感じられる数少ないメーカーです。工場で作られたものには無い風格のようなものがあり、そこが私は大好きですなのですが、工業製品のように非の打ちどころのない見た目(仕上げ)の楽器を求める方には正直お勧めしません。楽器の本質である音色や演奏性については抜群です。
試奏動画、その他の写真、仕様については下記ボタンより商品詳細ページをご覧ください!
カスタムオーダーもお気軽にご相談ください!
ボディ材の指定やインレイなど、お客様のご要望通りの仕様でSumiウクレレをオーダーすることも可能です。入手不可の材料や、型を新たに作らなければならないような変わったボディ形状など場合によってはお受けできない場合もございますので、まずはお気軽にご相談ください!
電話やビデオ通話、対面での接客もできます!
ネットショップではありますが、お電話での接客、ZOOMやLINEなどのビデオ通話を使った接客も行っております(事前にご予約ください)。長野県松本市に事務所がございますので、松本までお越しいただければ実際に手に取って商品をご覧いただくことも可能です(こちらも事前にご予約をお願い致します)。電話や来店のご予約はオンラインショップの問い合わせフォームからお願い致します。
実は下取・買取もできます!
当店は長野県公安委員会から古物商の営業許可を受けておりますので、ウクレレの買取や中古楽器の販売をすることができます。買取査定は基本的にオンラインでさせていただき、宅配買取(こちらから箱を送りますので、必要書類と楽器を入れて送り返していただく)か、事務所(長野県松本市)の近くにお住まいだったり、売却したい本数が多い場合には出張買取もご相談ください。