WEST FIELD GUITAR CRAFT について
新進気鋭のビルダー、西野俊祐さんが手がけるブランド「WEST FIELD GUITAR CRAFT(以下W.F.G.C)」。
クラシックギター工房に勤務しつつ、自身のブランドでもウクレレ、ギター、ベースの製作に取り組んでいらっしゃる注目の若手製作家さんです。すべての工程を一人で行い、1本1本丁寧に製作していらっしゃいます。
W.F.G.C 西野俊祐氏のこだわり
「抱えやすさ」へのこだわり
サイズ感
ボディを正面から見たとき横幅が狭いことがわかります。ボディの厚みとのバランスも相まってストレスなく抱え込んで演奏することができます。
軽さ
ソプラノからテナーまで全体的に軽く製作しています。これは音を追い求めた結果的な面もありますが、ウクレレは基本的に抱えて演奏するため演奏性には重要な要素になります。
「弾きやすさ」へのこだわり
低めに設定された弦高
12フレット上で2.5mm以下に仕上げられており、押弦がとてもしやすいです。弦高を下げすぎると音にハリがなくなったり、音量が落ちたりするのですが、W.F.G.Cのウクレレはその弦高に合わせた楽器の造りになっているため、テンション感もしっかり確保されています。
ラディアス(R)指板
ウクレレの指板は基本フラットなのですが、W.F.G.Cのウクレレは指板表面がわずかにカーブして(Rがついて)います。押弦しやすい(とくにセーハが押さえやすくなる)利点があります。
バリの出にくいフレット端の処理
フレットのタン(Tang)部分をカットして埋める加工を施すことで、指板が乾燥してもフレットのバリが出にくく弾きやすい状態を長く保てます。
「デザイン」のこだわり
ロゼッタやヘッドの形状を見ると一見豪華な印象を受けるかもしれませんが、飾りは最小限におさえてシンプルに、その代わり「全体的な色味」に対してこだわりを持って製作しています。
ブラック〜ブラウンを基調に木材を使用することでアンティーク風の印象を与え、ロゼッタを民族的なデザインにすることで全体的に統一感のあるデザインに仕上げられています。
CON-R.S.-J-SP コンサートウクレレ

今回入荷したのは2024年12月14,15日に東京で開催された「師走のウクレレ展」に出展されていたコンサートウクレレです。
ボディ材はアコースティックギターの定番であるシトカ・スプルースとインディアン・ローズウッドの組み合わせになっており、黒く凛々しいエボニーの指板&ブリッジも相まって一見小ぶりなギターのような印象を受けます。
サウンドホール周りの飾り(ローゼット)には「ジュエル」と名付けられたオリジナルの装飾が施されています。ローゼットとバインディングには明るめの茶色が印象的なマホガニーを使用していて、シンプルなデザインのアクセントとなっています。トップの外周にはキラキラと美しいアヴァロン貝のパーフリングも入っています。正直、この豪華な仕様のウクレレがこの価格で買えるというのはかなりお買い得だと思います。
一般的なコンサートスケール(381mm)のコンサートウクレレですが、ボディの横幅が細いのでで、ソプラノと比べてもほとんど違和感がないくらい抱えやすいです。
音色に関しては、コンサートウクレレらしく音にしっかりとハリやコシがあり、サスティーンも豊か。強めに弾いても音が割れたり暴れたりするようなことがなく、弱い音も、強い音も、しっかりと楽器が受け止めて鳴らしてくれる安心感があります。そのあたりはさすがクラシックギターのノウハウを活かして製作されている西野さんならではの特徴ですね。
とてもまろやかで、ボディの深いところから響いてくるような落ち着きのある音色。ポロポロといつまでも爪弾いていたくなるような音にとっても癒されます。ソロウクレレももちろんですが、弾き語りにもとても合う音色だと思いました。歌の邪魔をしないというか、歌っていて気持ちのいい音だと感じました。
正確なイントネーション(音程)、低めの弦高、チューニングのしやすさ、抱えやすさなど演奏性に関わる部分もばっちりで、弾いていてストレスがありません。ウクレレでは珍しいラディアス指板(表面がゆるやかにカーブしている指板のこと)を採用することでセーハなどの押弦もしやすいです。
シンプルだけど細かなところに非常にこだわって製作されているのが伝わってきます。ハンドクラフトならでは木の温もり、手仕事の温もりが感じられるとても上質で美しいウクレレです。
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カスタムオーダーもお気軽にご相談ください!
サイズやボディ材の指定など、お客様のお望みの仕様でオーダーすることも可能です。入手不可の材料や、型を新たに作らなければならないような変わったボディ形状など場合によってはお受けできない場合もございますので、まずはお気軽にご相談ください!
電話やビデオ通話、対面での接客もできます!
ネットショップではありますが、お電話での接客、ZOOMやLINEなどのビデオ通話を使った接客も行っております(事前にご予約ください)。長野県松本市に事務所がございますので、松本までお越しいただければ実際に手に取って商品をご覧いただくことも可能です(こちらも事前にご予約をお願い致します)。電話や来店のご予約はオンラインショップの問い合わせフォームからお願い致します。
実は下取・買取もできます!
当店は長野県公安委員会から古物商の営業許可を受けておりますので、ウクレレの買取や中古楽器の販売をすることができます。買取査定は基本的にオンラインでさせていただき、宅配買取(こちらから箱を送りますので、必要書類と楽器を入れて送り返していただく)か、事務所(長野県松本市)の近くにお住まいだったり、売却したい本数が多い場合には出張買取もご相談ください。